昨年12月8日から今年11月20日までのいつくしみの特別聖年の期間、指定聖堂への巡礼が勧められています。10月2日ごミサのお説教中、ソーリヒ神父さまより呼びかけられた巡礼が、10月5日(築地教会)、6日(神田教会)、19日(八王子教会)、20日(麹町教会)、21日(関口教会)に実現されました。
5日と6日の巡礼の様子を報告します♪

【10月5日 築地教会】
調布教会の小聖堂で10時半の御ミサに与り、その後調布教会を出発し、有楽町線の新富町で降り、徒歩10分で築地教会へ到着しました。
築地教会は1874年東京で最初の教会として、明石町の外国人居留地に建てられ初の東京カテドラルとなりました。(後にカテドラルは関口に移されました。) 関東大震災で瓦解し1927年ジロジアス神父のもと再建され当時のレイ大司教の希望により、ギリシャ建築ドリア式の規範によって建てられました。正面の破風には、マリアを象徴するユリとバラが飾られています。現在は東京都選定歴史的建造物および中央区民文化財に指定されています。
先の大戦の戦火をまぬがれ、先人たちの深い信仰でずっと見守られてきたこの教会で祈ることができたことは、わたしにとって大きな喜びでした。
この巡礼をとおして、赦しの秘跡、ミサに与ること、信仰宣言を唱え、フランシスコ教皇の意向のために祈ることによって、全免償が得られました。これからのわたしの生活がいつくしみ深く、謙遜で平和を築く人になれるよう祈りを益々深めたいと思います。

【10月6日 神田教会】
この日はチマッティ神父様の命日。神学院聖堂で大勢の方たちと共にミサに与った後、12名の方たちと電車で神保町駅へ。出発が遅かったので、まずは腹ごしらえ。徒歩10分ほどで聖フランシスコ・ザビエルに捧げられた神田教会に到着しました。
 神田教会はキリスト教禁教令が解けた翌年明治7年に創設。大火事、関東大震災にて2回焼失した後昭和3年に現在の聖堂が建立され、先の大戦の幾多の空襲にも奇跡的に被害を免れた東京で最も古い教会。
 幾多の困難にもめげずに、多くの祈りと犠牲を持ってこの教会を守り続けた先達の信仰に思いを巡らしながら仲間と一緒に特別聖年のための祈りをささげ、福音朗読(放蕩息子)の感想を分かち合い、改めて信仰の恵みをいただいたことに感謝する、巡礼でした。